公私の切り替え

かつていた会社の先輩の言葉。

「家を出て電車に乗り、“プシュ〜!”というトビラが閉まる音でもって公と私の切り替えがなされる」

会社に所属せずに仕事をしていると、この切り替えができない。いきおい家にいることで、だらだらと過ごしがち。ながら作業はイカンと思いつつ、テレビを見ながら仕事(仕事しながらテレビ?)なんてことになって生産性ががくんと落ちる。

ちなみに使っているのはTVチューナー内蔵ディスプレイのため、テレビ画面がパソコン画面上に小ウィンドウとして表示される( ← ながら作業に打ってつけ)。

平日の午前中はいかにも主婦向けの番組編成だったり、CMの内容も夜とは違うのでなかなか興味深い。これもエッセイネタ集めの一環だ、と思えば間接的に仕事をしているという解釈も成り立つということで、自らを煙に巻く。まったく無意味な逃げ口上。

ところで、かつていた会社には徒歩で通勤していた。そのため、今も昔も“プシュ〜!”という音とは無縁の生活を送っている。

だから切り替えが苦手なのかも知れない( ← これも逃げ口上)。