2001-07-01から1ヶ月間の記事一覧

個人の時間

IT関連誌の発行を手がける米International Data Group(IDG)の一部門Network Worldが米国時間7月25日に、ITプロフェッショナルの年収や職場に対する考えなどについて調査した結果を発表した。それによると、ITプロフェッショナルは給料やボーナス、自社株購…

平らな状態

私は大学で国文学を一応学んだことになっていますが、そんなに一生懸命勉強しませんでした。枕草子を現代風に翻訳した時も、もともと全く詳しくありませんでした。つまりわからなかったわけです。一方でわかっている人が訳すと、そこに色がついてしまう。専…

井出ずんば

オンデマンドという考え方が言われ始めて久しい。情報のカオスの中から、見たいもの、聞きたいもの、読みたいものだけを効率よく手に入れましょう、という。しかし「たいもの」は簡単には見つからない。人は相対比較しながら判断をくだす。判断のためには選…

活かす技術

技術には大きく分けて2種類がある。1つは、意識的に訓練・学習・トレーニングを行うことによって身につけた技術。 1つは、無意識のうちに、多くの場合習慣的に、繰り返されることによって、知らず知らずのうちに身についた技術。しかし「いつの間にかできる…

終わりを良くする

「終わり」は英語では end と言うが、end には「端」という意味もある。 終わりは始まりでもある。ちなみに、end は単に「行われていたことが終わる」だけだが、何らかの目標を達成して終わるような場合は finish という。汗だくになりながらゴールに向かう…

卒業まで待つ必要はない

多くの企業は、変化し続ける市場に適応するため、自らを「学び続ける組織」に変革しようとしている。変化が加速度を増す中で、これが唯一成功につながる方法だからだ。(…中略…)そのような組織になったときには、「退職」や「定年」ではなく「卒業」という…

変えられる結末

物語に結末はつきものだが、それはあくまで他人事。 他人事だけに自分で変えることはできない。ひるがえって自分の身の振り、自分の人生。 自分事なのに自分で変えることは難しかったりする。変えようとしても変えられないからか、変えたくないからか。 変化…

日頃の模索

30年間、家庭を守ってきた。主婦業と折り合いを付けながらパート、習い事、と徐々に自分の世界を広げてきた。今は高齢者対象のボランティアが生きがい。そこには議論したり旅行したりする仲間がいる。夫には打ち込む趣味がない。再就職事情も厳しい。焦りが…

心配は成功の元

Only the Paranoid Survive──。「偏執症だけが生き残る」というこの有名なフレーズは、アンドリュー・グローブ会長が1996年に上梓した本のタイトルであり、MPUの性能向上に偏執症的に取り組むインテルの企業風土を物語る。だが、グローブ氏がその自著で強調…

継続 「が」 力なり

まったく偏りのない判断はあり得ない。人は自分の知識の範囲内でしか判断することはできない。 どんなに多くの知識を身につけても完璧な判断はあり得ず、必ずすき間ができて漏れる。それでも間違いを犯しながら完璧を目指し続ける。 ただ儲かればいいという…

変わる前に変える

つい先日、慶応大学の米沢富美子教授のお話をきく機会を得た。先生はマンネリに陥らないために、意識的に5年ごとに働く場所を変えてこられたという。日本経済新聞 2001年7月2日・夕刊 相手にやられるまえにこっちからやっちまえば、少なくとも愚痴や不満を言…

決めるか、決められるか

人生のおもしろさは、切りすてたと思いあきらめた可能性が時に復活し、右と左の路が意外な地点で合流することにあるのだが、しかしたいていの場合、岐路に出会った時点では先が読めない。将棋の名人のように先を見通すわけにいかないので、考えれば考えるほ…

1は0より出て0より多し

どんなにたくさんのアイディアを浮かべても、形にならなければ人には認めてもらえない。 たとえ一つであっても、形になったアイディアは少なからず人に影響を与える。0のままでは箱入り娘。 認められたい 不完全な現実

一つ一つ、順番入魂

あれもこれもは、結局どれもできないことが多い。所詮人はシングルタスク。やることがたくさんあっても同時にできるのは一つだけ。その一つだけしかできない状況を意図的に作り出す。それしかやることがなければ仕方なくであれ、やる。 意識するか、しないか

「それは新しいですね」

そのままではもう見向きもされないようなものでも、今までになかったような切り口を見せれば注目される可能性が高い。まったく新しいものはもはや難しい。 学ぶこと=新しい 新しもの好き

引っ張ってもらうための能力

大手製薬関連に勤務する植山京子さん(仮名、33)は「会社に依存していると共倒れになってしまう」とごく自然に思う。自分を守るのは自分の能力。そう考えてMBA(経営学修士)の資格をとった。会社勤めの傍ら、社外の勉強会に参加しながら非営利組織(NPO)…

自分を導く糸

He who every morning plans the transaction of the day and follows out that plan, carries a thread that will guide him through the maze of the most busy life. But where no plan is laid, where the disposal of time is surrendered merely to th…

できる限り一緒に歩く

「コンピュータの専門家に騙されるな」。私はこの言葉を肝に銘じています。いわゆるITの問題って、うまくごまかされてしまうんです。専門用語を多用されて、いつの間にか話が分からなくなってしまう。分からないと遅れているという負い目を感じて、ますます…

まずは見かけで勝負する

ではマクドナルドを訪れる客は何を食べているのか。セットメニューだ。バーガー類とドリンク、ポテトなど3〜4点を組み合わせて、500円前後の価格帯で売るエクストラ・バリュー・ミール(EVM)と呼ぶセットメニューは今も同社の主力商品の座にある。半額バー…

セット品より単品を買う

正規雇用の壁が厚く、雇用の流動性に乏しい日本では、派遣などで人材の市場を広げるより、事業や業務そのものを一種の市場商品として取引する方が簡単で、企業にも受け入れやすい。日本経済新聞 2001年4月8日・朝刊 エントリーモデル(初心者向け)のパソコ…

頭が明るくなる

そういう点では、定石を覚えて、そのパターンを用いて対局する将棋や、解法パターンを覚えて、それを使って問題を解く数学や物理の勉強などは認知心理学の立場からすると優れた思考トレーニングということになる。和田秀樹著 『大人のための勉強法』(PHP研…

インタフェースに問題がある

大学入試センター試験が変わり、全学部、学科で電算機プログラムを変更。膨大な作業のなかで指示系統があいまいになった。学内調査で、プログラム作成者が今も特定できないほどの混乱状態。点検は不十分となり、だれもミスに気づかなかった。日本経済新聞 20…

その文章は立体的か

ジャン・ジロドゥーの小説「ベラ」の文体を真似たつもりだったが、書きながら、小説がアイディアだけ、思想だけではとうてい書けないことを、自覚した。ディテールがうまく書かれていない小説は、説得力に乏しい。日本経済新聞 2000年8月12日・夕刊「青春の…

一部が全部

一箇所でも間違いがあれば、全てが疑わしくなる。 作る立場にとっては一部は一部でも、使う立場に立つと一部が全部になる。 顧客の満足、社員の満足

どう考えるかで決まる

人間の脳には体中から、どの筋肉がどういう状態かといった情報が大量に入る。意識して笑顔を作ると、その情報が脳に伝わり、「リラックスして楽しい」と、脳をだますことができる。日本経済新聞 2001年2月17日・夕刊 見えているものは考え方の反映。考え方次…

自分の鋳型

仕事をすることは自分の鋳型でまんじゅうを作るようなもの。鋳型のできが仕事の品質を左右する。鋳型に集中する必要がある。 仕事がないと食っていけない 一から作る

満たされる前に考える

必要なものをどんどん買い揃えていくのは楽しいことではあるが、その楽しい感覚と引き替えに何かを失っているような気がする。不足に耐えて何とか現状でしのいでいればこそ、新しい発見や発想や打開策があるのではないかと思う。一度満たされてしまうと、そ…

弾力的な人になる

そこで同社として初めて、繁閑に弾力的に対応できる契約社員の駅員の採用に踏み切った。(…中略…)大学卒業後就職したものの、仕事が合わず退社。アルバイトをしていた時、募集広告に出合った。駅員業務に興味はあったが、新卒時には夢はかなわなかった。「…

テンキ

到来を待つのか、自ら変えに行くのか。 風邪を引いたら桶屋が儲かる

過ぎていくのか、飛び込んでくるのか

同じ読書をするのでも、経験に照らし合わせて読む人とそうでない人の間には、理解に差がでます。(…中略…)私は情報の上位概念として、知識と知恵があると思っています。雑誌や本を読んで情報を知っても、それは知っているだけに過ぎません。しかし実際に経…