破壊と創造を繰り返す


時は、いっさいのものをゆっくりと破壊する。時はおもむろに浸食し、消耗させ、根こそぎにし、ひきのばす。(デューメーヌ)
時の作用に頼らずに、意識的に日常のルーティンを破壊する。
残った更地を目にすれば、新たな創造の意欲が湧く。

歯磨きや洗顔のように、特に意識したり考えたりしなくてもできてしまうことがある。仕事においてこのように習慣化した作業がないかを振り返る。

もしあれば、現状の方法のままでいいのかを疑ってみる。

続けている以上、その方法に正しさ、さらには心地よさを見いだしている可能性が高い。心地よさにまで至ってしまうと、心地よさだけが一人歩きして、肝心の正しさに対する検証がおろそかになる。

 今の仕事のやり方で顧客は満足しているのか?
 今の仕事は己の商品力の“貯金”を積み増しているのか、食いつぶしているのか?
 今の仕事を失ったとき、次の仕事の準備はできているか?

 報酬の額は顧客に提供している付加価値に見合うものなのか?
 報酬の額は自分にとって妥当なのか?
 報酬の額に責任を持てるのか?


早期発見・早期治療。