井出ずんば


オンデマンドという考え方が言われ始めて久しい。情報のカオスの中から、見たいもの、聞きたいもの、読みたいものだけを効率よく手に入れましょう、という。

しかし「たいもの」は簡単には見つからない。人は相対比較しながら判断をくだす。判断のためには選択肢が要る。右も左もわからない状態では何ものも求めようがない。

まずは外界の混沌に身を置く必要がある。


言葉をたくさん知っていることはむしろ表現力の妨げになる