認められたい
人は、自分の努力を周囲から認められたい生き物である。人は、誰にでもできる仕事はしたくないと思っている。たとえ、誰でもできるような仕事をしなくてはならないとしても、少しでも自分なりのやり方を織り込みたいと願い、努力する生き物である。それらの要求が満たされないとき、人はやる気を失う。
田中直子著 『社内マニュアルのつくり方』
(明日香出版社 1993年)p.262
(明日香出版社 1993年)p.262
認めてもらうには認めてもらうに値するような目に見える結果が要る。
結果は、しかし、いつまでたっても目に見えるようにはならず、そうなる前に新しい課題が現れる。
努力はコツコツと少しずつ積み上げていくもので、結果はそれについてくる。
努力は、するかしないかの問題に収斂する。
結果は、見方次第でその評価はいかようにも変わる。
努力は伸び縮みするアナログ的なもので、結果は固定的なデジタル的なものだと思っていた。
だが、アナログ的なのは結果の方で、努力はひたすらデジタル的なのかも知れない。
いつまでたっても目に見えるようにはならないからこそ、走り続けられる。